感染症を知る 第4回「RSウイルス」

ILM19_CA06094最近よく耳にする、RSウイルスとは?!

Respiratory 
Syncytial
Virus
Infection
呼吸器の
合胞体
ウイルス
感染

つまり、呼吸器の感染症です。なんと2歳までにほぼ100%の子どもが少なくとも1度は感染すると言われています。最初の感染では重症化しやすく(1~3%が重症化します)乳児さんは特に細気管支炎・肺炎といった症状を引き起こす可能性が高いため、乳児さんの保育者は特に注意が必要です。

症状

冬期を中心に流行するRSウイルスの潜伏期間は2~8日間、感染期間は3~8日ですが、乳幼児では3~4週間と長期化することもあります。発熱・鼻汁などの症状があり、年長さんは軽い風邪症状で済む場合も多いですが、新生児・乳児早期に感染した場合、呼吸困難に陥ることもあります。
有効な治療薬はなく、対症療法がおこなわれています。ワクチンはありません。

登園について

PHM20_0644発熱、咳などの症状が安定し、全身状態の良い者は登園可能です。しばらくは、手洗いを徹底し保育者も手洗いのフォローをしましょう。

感染経路及び園内感染対策

飛沫(ひまつ)感染

感染している人が咳やくしゃみをした際に、口や鼻から病原菌が多く含まれた小さな水滴が放出され、それを近くにいる人が吸い込むことで感染します。
保育者の注意点
飛沫は、1m前後で落下するので1~2m以上離れていれば感染の可能性は低くなります。マスクの着用が有効です。

接触感染

感染している人に直接触れる(握手・だっこ・キスなど)ことによる直接接触感染と汚染された物(ドアノブ、おもちゃ、遊具など)を介し感染する関せ悦接触感染があります。
保育者の注意点
病原体の着手した手で口、鼻、眼を触ることによって感染するため、手洗いを徹底します。施設や遊具の清掃・消毒はこまめに行いましょう。

こまめな手洗いを心掛け、タオルも共用は避けましょう。ドアノブや遊具などの清掃も小まめに行いましょう。おもちゃは、1日2回程度水洗いを行い、共用は避けましょう。また噛みつき期の子どもにも気を配りましょう。

おたよりのポイント

  1. アレルギーを持っている場合、発作が出ている時期に感染すると症状が悪化する可能性があります
  2. 有効なワクチンや抗生剤がなく感染力の強いウイルスなので、出来るだけ外出は避けましょう
  3. 高齢者と同居されている場合は、幼児と同様悪化しやすいため注意しましょう

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コラム
2015年10月7日
執筆者:りったん